Valveは、Steamのストアページにある「割引&イベント」セクションについて、現在の手動管理による掲載から、個々のユーザーに合わせたパーソナライズ化された推奨システムへと変更する計画を明らかにしました。この変更は2027年初頭を予定していますが、現時点で確定した導入日は設定されていません。Valveが実施したテストでは、アルゴリズムによるアプローチを採用した結果、同セクションで1日にユーザーの目に触れるゲームの数が10倍に増加したといいます。
現在、このセクションにはSteamパートナーによってスケジュールされたプロモーションや、Valveのチームが選定したタイトルが限られた枠内で表示されています。Valveの報告によると、実験期間中にはストアページの訪問数、ウィッシュリストへの登録数、カートへの追加数が大幅に増加したとのことです。ただし、これらの結果はテスト全体を通じた活動状況を示すものであり、売上やトラフィックが10倍になったことを意味するものではありません。
今回の変更は「割引&イベント」セクションに特化したものであり、Steamのメインである「注目&おすすめ」タブについては、引き続きキュレーターによる選定とパーソナライズ化された推奨が組み合わされた形で維持されます。また、他のタブも引き続き利用可能であるため、プレイヤーが手動で選別されたタイトルを探すルートがすべて失われるわけではありません。

Valveは今回の取り組みの目的について、露出が固定された少数の枠に限定されるのではなく、より多くの割引タイトルやセールイベントがホームページなどの目立つ場所に掲載される機会を増やすことにあると説明しています。同社は現在もシステムの調整を続けており、実装時期の詳細については今後改めて発表される予定です。
推奨機能の強化により、Steamユーザーはより幅広い割引タイトルに出会える可能性があります。一方で、パーソナライズ化はプレイヤーがすでに興味を持っているジャンルやオファーに偏る傾向があるため、普段の好みから外れたゲームが見つけにくくなるのではないかという懸念も浮上しています。ただし、これは今回の変更に伴って提起された懸念点であり、Valveのテストによって実証された結果ではありません。