カプコンは『逆転裁判5:Dual Destinies VR』を発表しました。これは完全に新しい法廷サガではなく、2013年にリリースされた『逆転裁判5』をバーチャルリアリティ(VR)ヘッドセット向けに再構築したリメイク作品となります。このシリーズ初となるMetaハードウェアへのVR展開は、来年のリリースが予定されています。
本作は、Meta Quest 3、Meta Quest 3S、Meta Quest 2、Meta Quest Pro、そして今後登場予定のMeta VR Glassesに対応する予定です。プレイヤーは標準のコントローラーを使用できるほか、ハンドトラッキング機能を使って証人を指さしたり、証拠品を提示したり、3D空間として描かれた事件現場を物理的に調査したりすることができます。さらに、オプションの音声起動機能を使えば、ボタンを押す代わりにシリーズの代名詞である「異議あり!」のセリフを実際に叫ぶことも可能です。なお、事件の内容やストーリー展開自体は、2013年のオリジナル版と同じになる見込みです。
ファンは長年、『逆転裁判』シリーズの完全新作を待ち望んでいますが、近年のカプコンは、過去に日本国内のみで発売されていたタイトルの英語ローカライズ版を含め、旧作の再リリース(移植)を中心に取り組んでいます。完全新作としては、2017年のスピンオフ作品『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』が最後となっています。また、最近Steamの実績データがリークされたことから、『レイトン教授VS逆転裁判』の現代向けリメイク(再リリース)が次に来るのではないかという憶測も飛び交っていますが、これについてはまだ何も確定していません。このような着実な移植優先のアプローチは、カプコンが最近発表した別の復活タイトルの扱いとも共通しており、さらには既存の人気タイトルが新たにVR化されるという業界全体の大きなトレンドとも合致しています。